06年はちっともコンサート報告ができない年でした。
今年は少しゆったりしたスケジュールになりそうなので、 今頃といわれそうですが06年にあった、波紋音のコンサートより、 主なものを取り上げて報告してみようとおもいます。
まず、4月29日に荻窪は佐谷宅での「なずなの花展コンサート」から。 スケジュールのほうにも書きましたが、なずなの花展という展覧会は、佐谷祗子(テイコ)さんが、主催している展覧会で、祗子さんの感性で選ばれた小さくても存在感のある作品展を、佐谷さんの住まいである荻窪の静かなお宅でやってらっしゃる展覧会です。
普通の住宅のなかに、センスのいい現代アート作品が置いてある風景もなかなかいい風景であります。佐谷さんといって、すぐわかる方も多いとおもいますが、つい最近まで銀座4丁目で長く画廊をやっていらした佐谷画廊・佐谷和彦さんの奥様でいらっしゃいます。 いうまでもなく、佐谷和彦さんは、数々の現代アート作家を日本に紹介した方で、現在もオマージュ瀧口修三展などを精力的に企画していらっしゃる方です。
今回は、波紋音もこの展覧会に入れていただき、コンサートも、という話しになりました。展覧会とコンサートとのセットは、以前にも、CDを置いてくださっている西荻窪のほびっと村で、ありましたが、そんなに多くはないことです。
さっそく私の関係の方で、楽器をほしい方に展覧会情報をお伝えしました。手づくりなので、自分のほしい音のものは、真っ先にいったほうがいいですよ、とお伝えしたところ、一番のりですごいスピードで選んでいったかたがいらしたそうです。回りの方があっけにとられるくらいの速さだったそうです。
さて、コンサート当日、出番をまっていると、「キャンセル待ちの方どうぞ」という声がきこえ、驚いてしまいました。会場が普通の家なので、定員を30名とさせていただいたのですが、定員オーバーしたようです。ということで、 昼間展覧会場だったところを 急きょコンサート会場とし、部屋一杯にお客様にいらしていただきました。 演奏も作家の斎藤鉄平さんに共演していただき、なごやかに演奏できました。
広島からいらしてくださったMさん、新潟からいらしてくださったEさん、上京のついでとはいえ、遠路はるばるいらしてくださって、ありがとうございました。
新潟のEさんからのメールの中で、「一見普通のおうちの中に、何気なく現代アートのすごい本が並べられいるところが、すごいお宅ですね」 というような意味のことが書いてありました。 そうです、トイレの中や、廊下にも過去の展覧会のポスター がいっぱい。やっぱり普通のおうちではないですね。
というわけで、なずなの花コンサートは一見普通のお宅、良く見るとただものではない会場でおこなわれたのでした。波紋音のほうは完売。このときデビューしたオトフラシも人気で たくさんの方の手に渡ったようでした。 |