■ 法然院コンサートの素敵な感想文2008.1.8

またまたご無沙汰していましました。
2008年もよろしくお願いいたします。

ミクシイ日記からのコピーを再開したいと思います。

きょうさんの感想文が素敵だったので、ここにご紹介します。

尚、文章は少し一部分省略、レイアウトはそのままで少し間をつめさせていただきました。

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波紋音コンサートin法然院いってきました。

いってよかった。

新境地を開拓したかんじです。

まず法然院の空気がきれいでした。

他の場所にはない独特の空気が流れていて、

すんとしたかんじ。

コンサートの前にお茶会があったんですが、

お茶会っておもしろい。

なにこの儀式!

あやしすぎる。

厳粛すぎる。

日本の文化って不思議。

あかりはろうそくだけで、

みんなで円になって、その中心で巫女さん?

がお茶をたててくれる。

しーーーんとした息が詰まるほどの静寂の中

衣擦れとお茶をたてる規則的な音のみが

ひろがっていく。

なんだこれ!

無音ってすごい。

ふだんは聞き取れないような

かすかな音にも心と身体が敏感に反応する。

おもしろい。

最初は無音だとおもっていたのに

しばらく経つと、

庭で水の音がしていたり、

かえるが鳴いたりしていることに気づく。

じぶんがどれだけ騒音に慣れてしまっていたのか

気づかされた。

そして波紋音コンサート。

すてきだった・・・。

お茶会よりもさらにしーーんとした空気の中、

ゆっくり

ゆっくり

波紋音がひろがっていく。

はじめは穏やかに、

徐々に強く。

それにつれて庭のかえるも鳴き出す。

すごく長い間隔で、

庭のシシオドシの

コーン

というおとも音楽に加わる。

かえるの声をスピーカーでながしているのかとおもうくらい、

音楽の一部になっていました。

スピーカーとか、電子機器は一切なくても、

波紋音はひろがっていった。

自然との共演。

音がからだにしみこんでくかんじ。

波紋音っていうのは、

鉄をたたいて作られた打楽器で、

たたくと不思議な音がする。

たたき方によってまったく違う楽器みたい。

ひとつひとつ手作りなので、

まったくおなじものはぜったいにつくれないらしく、

ひとつひとつの波紋音と相談しながら

音楽を作り上げていくそう。



お寺の異様な空気と波紋音がすごくあってました。

京の魔力みたいなものを感じた気がしました。

あらためて京都が好きになりました。



音楽って無限大。

                      2007/6/17
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美しい文章の中に音に関する大事なことがきちんと書いてあって、素晴らしいと思いました。
きょうさんありがとうございました。






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