昨日桑沢祭へいってきました。
久しぶりの渋谷で、ニューヨークで見たブルーマンの映像など見たのでウキウキし、さあこれからノリノリの会場へいくぞ〜と覚悟を決め 桑沢デザイン研究所へ行った。 さて地下のライブ会場へ行く、と、そこは白一色の世界。なにやら椅子まで白い布がかかっていて、いつか妻有トリエンナーレで見た、クリスチャン・ボルタンスキーの世界ではないか。
お金はかけてないけれど、そこは、やはり美術系の学校だけあって、 トータルデザインの努力のあとが見えた。(ちなみに桑沢はデザイン学校なので、スペース・デザインという科がある。) 全体が白いトーンの中に、森のイメージで木のカーテンがしきりとしてあった。そしてなんといっても、中央に印象的なイラストがあり、それが全体を引き締めていた。
では、音は?というと、床がコンクリートなので、まったく固く響かない。今回は、共演がタブラなので、幸いにもPAつきだったので、なんとか音をひろってもらった。いつもは生音でいける、と自信があった波紋音だが、今回はPAがあってよかった。低音がぼ〜んと響くようにしてもらってほっと一息。
さてまず私のソロからライブは始まったのだが、これがまたみなさん真剣にきいてくれて、し〜んとしている。 30分ほどのソロが終わり、タブラのケント君登場。 ケント君に関しては、以前このコラムでも触れたが、桑沢でWSしたあと偶然参加した内田繁さんのオープニングで、波紋音演奏した時に出会った学生さんです。
さて初セッションは、探りあいから始まり、少しづつのってきて、最後のほうは、私のベースにケント君のタブラがきれいに乗って、なかなか楽しいセッションとなった。
終演後イベント実行委員長のSさんに、なんかしずか〜なライブになっちゃって、バンドとかにきてもらったほうがよかったんじゃない?と言ったら、最初から、ロックバンドのようなものは考えてなかったし、美術に関係ある音、ということがよかったし、初めて体験できた世界でとってもよかったです、といってくれてほっとした。
学園祭というと賑やか、と思っている私のほうが偏見を持っていたわけだ。(反省)
さて、明日は私の敬愛するタブラの吉見征樹さんと大泉学園のインエフで共演です。
吉見さんとは、かなり以前に舞踏の音楽監督をしたときに、パーカッション5人、チエロ、ヴォイス、コンピューターで、ボレロをやったときに出演していただいたことがあります。(今やパーカッション・デュオのニューウエイブとして大活躍のクリスと祥子の新谷祥子さんも出演していただきました。なんて贅沢な出演者だったのでしょう)
そのときに、とても柔軟な方だな〜と印象深かったので、今回数年ぶりの共演、楽しみです。
というわけで、桑沢でタブラ、インエフでタブラ、とタブラ続きの日々というわけで す。 *************************************** 2007/10/7mixi日記より |