■ 08/3/1 四国ツアー1 阿波和紙会館(徳島・山川町) | 2009.1.7 |
今回の四国は、徳島3箇所、高知2箇所、で演奏してきました。 まず、最初は和紙で有名な徳島県は山川町の阿波和紙会館、Awagami Factoryです。 ここではつい最近、お台場で展覧会をした、グレゴリーゴルベールもここの和紙を使っているそうです。 HPを読むと、阿波和紙というのは、1300年前くらいに朝廷に仕えていた忌部族がはじめたらしい。偶然に今日テレビで、その忌部族が、ヤマト朝廷の始まりではないか、という風なことを言っていた。(真偽のほどは確かでないが)その番組によると、忌部族は新しい天皇が即位するときに捧げる布を作っていて、それは現在でも伝統として行われている、という。 その日も三椏という木で和紙を作るWSをやっていて、ちらっと見学した時には、木を煮たのをこすっていた。表皮をとっている作業らしい。 これをまた煮てどうのこうのと説明してくれたが、色々な段階をへてやっと紙になるらしい。紙ができるまで大変なのだな〜と思ったが、最初に木から紙を作ろうとひらめいた人はすごい。このWSに関してはAwagami FactoryのHPに詳しく書いてありますので、ご覧ください。http://www.awagami.or.jp/indexj.html それでどうして、その和紙会館で演奏したか、というと、和紙と墨を使った作家・北山満智子さんの個展のオープニングで演奏するから、である。今回徳島に来たのも、和紙作家の北山満智子さん、映像のヒグマ春夫さん、とのコラボで来たわけです。 会場に行くと、なかなかダイナミックな和紙の作品が展示されている。 北山さんが、触っても、振ってもいいわよ、と言うので、では、と さっそく、色々試して、パフォーマンスの内容を考える。まず手でさわったり、穴があるとろから顔を出したり、ゆすったりして、作品に動きがでるようにする。そのあと、音を出しながら歩く。その間、ヒグマさんが作品や、私の横顔に映像を投影したりして、作品、音、映像、がからみあう。時間にして15分くらいの間だったが、おもしろかった。 北山さんの作品を見ていると、なんとなく生き物がこちらむ向かって笑いけかけてゆらゆらしているような気がしたので、なんとなくコミックなパフォーマンスになったように思う。 パフォーマンスが終わったら、音がするから来たんだけど、もうおわったのですか?と言う人が来た。三椏のWSに参加した人らしい。ここの和紙会館には、かなり遠くからWSに参加する人がいて、海外からも制作に来るひともいると言う。遅れて来た人もそういう人らしい。まあ、せっかくですから、と、少しお相手をさせていただいた。 というわけで、和紙の世界では知られた、阿波和紙会館で初日のパフォーマンスを楽しく終えることができました。 |