徳島の3番目の会場は、徳島市内と言っても美術館のあるほう山のほうの 花杏豆というレストランです。 和紙作家の北山満智子さんが紹介してくださいました。
北山さんが車で迎えにきてくれて、途中にアーチストレジデンスのある神山へ寄ろうというお誘いがある。レジデンス作家の作品を見つつ、山のいい空気を吸って、気分もさわやか。案内してくれたのは、レジデンスでここを気に入ってそのまま住みついてしまった、というUさん。家賃も安いし、アトリエも広くて格安らしい。でも、人がいなくて、ちょっと淋しいらしい。ん〜都会は人は多く情報もあるがアトリエ代でみな困窮している。アーチストはどこに住めばいいんだろうか。
と言っているうちにUさんも一緒に会場になだれ込むことに。 自然な流れでスタッフになっているUさん。
今日の出演者は、私とヒグマさんの二人です。北山さんは、この店を紹介してくれた一日限りのマネージャーといったところ。
さて、会場をどう使おうかな〜と眺めているけれど、まだランチの余韻を楽しんでいるお客さんがいて、なかなかイメージがつかめない。 オバサマたちの話し声もなかなか賑やかで、集中できない。(オバサンたちうるさいな〜)こんなんで演奏できるのかいな〜という不安が。
オーナーが、まあまあコーヒーでも、と勧めてくれるのだが、こっちはそれどころじゃあない。仁王立ちになって、会場をにらんでいる。(営業妨害ですね)そのうち、オーナーも私の様子につられてきたのか、お客が帰って空いたテーブルをどけてくれた。そうして、空いた、と思ったら、すぐにどける作業を繰り返しているうち、少し空間ができた。 おお〜テーブルをどけただけで、そこには、まったくちがう空間が出現。レストランという日常から非日常空間へと変貌したのだ。
これでいける、というイメージができたときには、ほっとした。
さて、これでヒグマさんが作業できる。スクリーンを吊るし出しだのだが、これがまたうまい方法を考えてどんどん3枚のスクリーンが吊るされていく。うまく説明できないのだが、釣りをしているようなかんじで、先に石でおもりをつけた糸を投げては、糸をたらし、投げてはたらし、とやっていた。石のついた糸が垂れ下がっている様がきれいだったので、これもインスタレーションにしたら、と言ったので小石のついたひもも何本が下がったインスタレーションとなった。
最後に私の90×180サイズのステージを一番奥に作ってもらう。 波紋音たちを、そこにセットして、やっとセット終了。 ここまでで、軽く2時間はかかっている。
さて、パフォーマンスはどうしよう。スクリーンが一枚残っていたので、ふざけて頭からかぶってみた。ヒグマさんがおもしろい、というので、冒頭は、スクリーンをかぶって歩き、そこへ映像を当ててもらう。そのあとは映像と音とのコラボだが、どんな映像が出てくるのかよくわからない。が、ここ何日かのコラボではまったく心配なくとても音と合う映像だったので、安心して演奏する。 鴨島のときのように、ご神体がないので、映像を楽しみながら演奏できた。
見る位置によって、見え方がちがうので、動いて結構ですよ、というアナウンスがあったので、歩いている人がいた。 お客さんが歩いているコンサートも珍しいが、どういう風に見えたのかな?
というわけで、徳島3箇所での演奏が終わりました ここで、ヒグマさんと北山さんとはお別れ。 3日間楽しかったですよ〜。 ヒグマさんとは4月25日に明大前キッドアイラックでまた共演します。 それまで、さようなら〜。
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明日は自由行動。 いざ、香川へ一人旅。 かねてから行ってみたかった牟礼町のイサムノグチ庭園美術館へ行きます。そのあと、屋島にある四国村という古民家を集めた村へ行ってきます。
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