■ 08/7/12覚醒浴 最終回ライブ2009.1.14

7/12池上・實相寺で行われた覚醒浴・最終回のライブがが100人近いお客様という大盛況で無事終了した。

私は第一回覚醒浴に出演し、牧野持侑さんのクリスタルボールと平和的なセッションをしたのだが、今回は、今までのゲストが全員集合ということで、カリンバのbun君、シタール・ターのヨシダ・ダイキチさん他4名の軍団もいたので、どういうサウンドになるか、まったく予想がつかなかった。

リハーサルでは、お互い探りあいながら、どういうサウンドにしたらいいか、音を出してはみたものの、それぞれ本番の音ではないので、さっぱりわからない。(ミュージシャンというものは、練習のときと本番ではちがう演奏をするものですから、リハーサルの音はあてにならない。)

まあ、それぞれキャリアのある方たちなので、なんとかなるだろう、ということで、練習はてきとうに切り上げ、打ち合わせもせず、約束事は、最初の入る順番だけ決め、本番に向かうことに。


さて3時になり、約束どおり、牧野さんのクリスタルボールから入り、そのあと私の波紋音と続く、すると、一瞬空の色があやしいな、とおもったとたん、雷が、ドッカ〜ンと鳴り、ザザ〜と雨が降り出した、一瞬停電になるが、そこは、生音の強み、演奏はなにごとも無く、続いたのでした。あ〜自然界もセッションして歓迎してくれてるんだ〜と心強くなる。そのご、BUN君のカリンバが入り、そしてシタールが・・。
だんだん音が増えてくるうちに、ふしぎサウンドになってくる。
私はシタールの音からGの音を拾い、ひたすらG音の連打に集中する。こういうからみかたもおもしろいものだ。
そうして、一部は比較的やわらかいサウンドでひとまず終了。

休憩を挟み、2部はシタールから始まった。4時すぎから始まった2部だが、5時丁度にゆうやけこやけのチャイムが鳴るので、5時にピークをもってくればチャイムが消えるだろうという理由で、5時がピークということだけ頭に入れて、演奏を始める。
1部より、さらに積極的にシタール軍団が音楽をリードし、今日はインド音楽のライブになりそう、というあたりで、波紋音がかぶさる。

なんてったって、今日は、音階が決まっていて、クリスタルボールも、カリンバもシタールの音階に合わせてもってきているので、牧野さんのソロもなんだか、沖縄風音階になっている。

どんな音階か、詳しく知りたい方もいるでしょうから、ここで説明しておこう。Dを主音にしたペンタトニック(五音階)なのだが、D ♯F G B C と明るめのを前半に、D F G ♭B C と暗めのスケールを後半に持ってきた。

波紋音は、チューニング不可能なものなので、私だけみなさんとちがう条件で参加している、というわけだ。

最初は、決められたスケールに合う音だけ選らんでおとなしく、とか考えていたのだが、次第にみんな決められたスケールだけでおとなしく演奏しているのがつまらなくなり、ええいーアウトしてしまえ、とやっているうちにだんだん、それがおもしろくなってきた。うしろでは、シタール軍団がだんだん激しくなってきている、それを聞きつつ、まったく違う音階で私がかぶせる、そして、5時に向かって突進してセッションは終了したのだった。


こういう風な演奏をするのは、やはり90年代にさかんにやった、フリーインプロの世界での経験があったからだと思う。調性がはずれていても、空気感のようなものでセッションすることをその世界で覚えたのだ。クラシックの世界だけにいたら、こういうセッションに参加するののは、不可能だっただろう。

演奏終了後、色々な方がきてくれて、気持ちいいサウンドでした。といわれ、ほっとした。フリーインプロの世界では一部マニアックなファンだけが興奮していて、一般の人にはついていけない音楽が多かったとおもうのだが、今日のは、音がぶつかってもそれぞれの音が比較的柔らかいので、それがよかったのかとも思う。

波紋音の音もよく聞こえました、といわれ、生音でやってよかった〜と思った。カリンバとシタールは電気を通していたので、普通の常識だと、全員電気を通すものなのだが、私は生音にこだわっているので、聞こえなくても、振動を空気に伝えられればいいや、と思い、力まずに楽器を響かせることだけ考えて演奏していたのだ。うしろの方まで聞こえたそうで、かわいいお嬢さんに、きれいな音ですね、この楽器のなかに天使がいるみたい、と言われ、すっかり嬉しくなってしまった。


3年前からこの企画をあたためてきた、プロデュースのピンポイント企画のIさん
お疲れ様でした。
牧野さんも5ヶ月間のシリーズ企画、覚醒浴ライブ出演お疲れ様でした!

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このライブがきっかけで、後日、倍音オーケストラというユニットが結成されることになろうとは・・・誰も想像しなかったことだろう。


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