■ 06/1/28〜30 国際芸術センター青森・報告その3 コンサート2006.2.20

最後にコンサートです。
まず波紋音の独奏。
次にセンタースタッフの椎さんとの共演では椎さんの「ただようようなエレキギター」に対して空き缶とコイルの楽器、ドラをスーパーボールでこする、など完全に抽象的なアンビエントな音楽。
椎さんがピアノ弦に絹糸をつけてこする音にたいして、私が弦の内部奏法や鍵盤をつかってのセッション、をしました。
椎さんとは少しだけリハーサルしましたが、ほとんどぶっつけで、人の音をよく聴いてくれる人なので大変やりやすかったです。
このほかセンターのゴミ箱とポーランドで買ったクサリでもパフォーマンスしました。
こういうモノでのパフォーマンスは海外のアートフェスティバルでよくやりますが、日本ではあまりやりません。なんか空気がちがうので、少し恥ずかしい気分になってしまうのです。

というわけで濃い3日間でした。
ここだけでは書ききれないので、機会がありましたら、報告書にまとめたいとおもいす。
ワークショップおわったあとも、いろいろと交流して、青森のいろいろなひとたちと
出会いがあり楽しく刺激的な日々でした。
青森市民の方たちがとても喜こんでくれ、私だけでなくセンターとしても意味ある企画だったとおもいます。

こういうことがきかっけで、市民と公共施設との交流ができ、施設が自分たちのものなんだという実感までいけば、とてもいい関係になることとおもいます。参加者のなかには、
センターが遠い存在で、敷居がたかかった、という声もありましたが今回のワークショップで、その壁が取り払われたようです。

ご存知のかたもいらっしゃるでしょうが、センターの建物は安藤忠雄設計の堂々とし建物だし、レジデンスも海外からアーチストを呼んだり、ということで、一般の人になじみにくいところがあるのかもしれません。
今回のようなことがきっかけで、センターに親しみをかんじてもらえれば、そういう意味でも意味あることではないでしょうか。

これからも国際芸術センター青森の企画にエールをおくりたいとおもいます。

                       06/2/2 永田砂知子


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